エコビレッジが意味する3つの「エコ」@サイハテ

3つの「エコ」とは?

「エコビレッジ」と一言で表すと
「自然環境に配慮した村」というイメージが
思い浮かぶと思います。

エコビレッジサイハテで
実際に暮らしてる中でトシコが気づいた
1つの単語「エコ」の
3つの意味を紹介します。

①ECOLOGY(エコロジー)

ECOLOGY…生態(学)・環境

「ECO」とは生息地や家を表す接頭語。
そこに「LOGY」研究、学問がつくことで
生息地の研究、すなわち生態学というのが
辞書の中での意味です。

人と自然が手を取り合って
調和のとれた暮らしを目指す。

エコビレッジと聞いて思い浮かぶイメージであり
サイハテで実践されている「ECO」でもあります。

実際に
自然由来の商品を購入する
プラスチックゴミをなるべく出さない
服を着回して最後まで使う
生ごみはコンポストへ入れる
など
自然環境に配慮した取り組みをしています。

サイハテで暮らしていると
人間が自然を支配しコントロールするのではなく
調和の輪の中に生かされていることを
実感します。

降り注ぐ太陽のエネルギーのおかげで育つ作物
恵みの雨で豊かになる地下水
ニワトリの鳴き声で目が覚める朝
街灯が無くても歩ける明るい月夜

自然に生かされていることに気づき、
感謝し、大切に思うことが
当たり前にできる環境です。

②ECONOMY(エコノミー)

ECONOMY…経済

「ECO」…家
「NOMY」…仕組み・あり方
という言葉の組み合わせから成り立っています。

「家のあり方」ということは
どう、家計をやりくりしていくかということです。

「村」で暮らしていく上で
コミュニティーの最小単位「家族」の
暮らしをまず豊かにすることが大切です。

今の社会では
暮らしの中でおかねの存在は欠かせません。

エコビレッジは大都会の暮らしとは異なるため
おかねの流れも違います。

例えばサイハテの場合
・所有地のため家賃がかからない
・駐車代も発生しない
・豊富な地下水を利用するため水道代がかからない
・食べ物は畑から収穫できる

サイハテでは
生活費が「エコ」な暮らしが当たり前にされています。

大都会での暮らしと比べて
お財布にやさしい「エコ」な村です。

経済と耳にすると「おかねの流れ」
というイメージがかなり強く、
トシコにとってあまり心地良い言葉ではありませんでした。

しかし、ある本に書いてあった
経済とは
「みんなでどうやって生きたら幸せかを考える」こと
と知り、
幸せになるために考えたり行動することも
経済活動であり、
それにより幸せを生み出すことが
まずは個人の暮らしの豊かさ、
そして家庭の豊かさ、
ついには村の豊かさにつながると思いました。

③ECHO(エコー)

ECHO…共鳴・反響

人間は同調する生き物です。

住民同士、毎日顔を見合わせるため
目の前の人のコンディションが
ダイレクトに自分に響きます。

幸せな、楽しい気分の人といると
自然と自分もその雰囲気に溶け込み
笑顔があふれます。

逆に
悲しい、疲れ切った人といると
自分のエネルギーが吸い取られるように
元気が無くなってしまいます。

村の中では
いいも悪いも、伝播し広がっていくスピードが
とてつもなく早いです。

トシコの経験談<イナカデイエタテプロジェクト>

9月から始まった家を建てるプロジェクト、
イナカデイエタテ」では
私を含む4人の素人と女性棟梁で毎日作業をしています。

作業以外の時間も
共同生活で寝食をともにしています。

毎日顔を見合わせるからこそ
自分が発する言葉や態度が
相手に大きく影響することを実感しました。

疲れたときに
発してしまうネガティブな発言、
「早く休みにならないかな~」
「もう無理ー!」
思ったままに口に出したときの
仲間の反応に
はじめは意識が向けられませんでした。

自分が聞く側になった時に気付けました。

なんて言葉をかけたらいいのか分からなくなり
自分の疲労が倍増する感覚でした。

目の前の人の感情は
すぐに伝わることを日々経験しています。

素直な自分の気持ちを認めつつも
それをどう表現するかは自分次第で、
その場の空気感を変えることも自分次第で
可能だということを実感しました。

イナカデイエタテの大工作業以外に
生活の悩みやこれからの自分たちの関係性についても
ありのままYouTubeにあげています。

見てみてください↓

【前篇】1ヶ月半が経過した僕らの悩み〈Day36〉
【後編】1ヶ月半が経過した僕らの悩み〈Day36〉

家づくり脱退?〜チームのこれからを考える〜〈Day37-41〉
 

「エコ」な村をつくる

エコビレッジサイハテで暮らして
気付いた、
1つの単語で3つの意味にとれる
「エコ」

「エコロジー・ビレッジ」
自然環境に配慮した
「エコノミー・ビレッジ」
お財布にやさしい
「エコー・ビレッジ」
幸せエネルギーが共鳴している、
「エコビレッジ」を私は理想とします。

トシコ

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