エコビレッジで1年間暮らしてみた!@サイハテ

私トシコがエコビレッジサイハテで暮らして
早くも1年が経過しました。

実家を離れ、一人暮らしで無く、
「コミュニティー暮らし」という初めての経験からの
気づきをここに綴ります。

沢山引っ越しした1年!

今まで実家暮らしだった私にとって
「暮らし」に関して考えることなんてほとんど無く、
両親のおかげでゆるゆると何も不自由無く暮らしてきました。

サイハテに来て、今まで無意識だった
「暮らしの環境」にスポットが当たった1年でした。

ゲストハウスで3週間

サイハテの村づくりボランティアスタッフとして
ゲストハウスの管理もしながら滞在していました。

エコビレッジだけどトイレもキッチンもきれいで快適♪

ここでは約3週間暮らし、
村内の作業(畑や動物の世話、建築作業など)と
訪れるゲストの対応、ベッドメイキングを日々行っていました。

ということで、ずっと気を張った状態で…
ゲストさんにベストをつくしたい、
スタッフとして多くを学びたい気持ちで、
ちょっぴりへとへとに(笑)

なにかしらのスキルを得たい気持ちが
自分を焦らせていたのもあって。

そこで、自分にとって「プライベートな空間」
誰にも気を遣わず、休めて、
自分に集中できる空間が不可欠だと
実感しました。

それまでは「自分はどこでも寝れるっしょ!」って
思っていました(笑)

気づき①ですね。

シェアハウスで6か月

サイハテ住民になるとともに始まった
基礎から家を造るプロジェクト「イナカデイエタテ」。

自分たちが住むための家が完成するまでの期間は
シェアハウスでの共同生活。

家づくりに取り組む中で
外での体力作業&神経を使う難しい工程で
シェアハウスに戻ったらすぐに寝ちゃうほど。

自分の家というプライベート空間を作るために
毎日毎日仲間と作業し、ともに食事し、
暮らしていました。

その中で気づいたのが、
「キョリが近ければ近いほどいいわけではない」
ってこと。

これは人間関係に関してで、
例えるなら、
家族には言いにくくて(恋愛相談とか…)
友達にはなんでも言いやすい
という感覚。

近すぎて余裕を持ったコミュニケーションが
取りづらいと感じてしまいました。

ある意味、家族になれたともいえますが(笑)、
心地よいキョリ感でコミュニケーションをとることが
コミュニティー暮らしには必要だと実感しました。

気づき②ですね。

バンライフで3か月

家が完成する前に
かくかくしかじかあってシェアハウスを出ることに。
(簡単に言うとシェアハウスに住む人の先約があったので)

ちょうどそのタイミングで手に入れた軽バンで
急遽バンライフがスタート…!

「めっちゃ、プライベート空間じゃん!?」
「どこでも寝れるじゃん!?」

どきどき初めてのバンライフ♪

肌寒い季節でしたが湯たんぽ&羽毛布団でぽかぽか。

少し気分転換に宮崎まで
バントリップも快適にできました♪

サイハテにある共有の
キッチンとトイレ、シャワールームを使っての生活。

普段は特に不自由を感じなかったんですが
「雨の日」はもう…(車から出られない…)

梅雨の時期ということもあり
ちょっともう限界(笑)…と。
雨音もダイレクトなので(笑)

とっても当たり前なんですが
やっぱり「家」って素晴らしいなぁって。

失って初めて気づくことでした。

とってもシンプルな気づき③でした。

自分で作った家で暮らして2か月目!

ついに、待ちに待った、
自分で作った家に暮らし始めることに!!

全行程を知っていて、
愛と時間と手間をかけた空間で寝れることと言ったら…!!

どこを見渡しても
「ここはこうだったなぁ~」
「ここ、ミスっちゃったなぁ(笑)」
なんて思い出ばかり。

プライベート空間も
雨音が気にならない屋根もあります。

共有スペースで住民やゲストと関わる時間も
1人きりでくつろげる時間も生まれました。

何よりもうれしいのが
それを選べることです。

誰かと一緒にいたい時、1人でいたい時に
その環境を選べることが
自分のなかでバランスの取れた「暮らし」になっていきました。

今までは自分というより
「誰か」に気を使って
共有スペースをきれいにしたり
食事を準備したり。

今はそれを自分の喜びとして
楽しいからやっちゃおう、という気持ちで
取り組むことができるようになりました。

もちろんやりたくないなぁ~ということもあるので
自分だけでやらずに
誰かと協力して、楽しむ気持ちにすることが
キーだなぁと感じています。

「暮らし」の変化での気づき

「個を充実させることが全を豊かにすることに繋がる」
と暮らす環境が変化していくことで
実感しました。

自分を豊かにするというのは
自分さえよければいい、とは違って。

自分もイイ、誰かが豊かになっているのもイイ!
誰かを傷つけることなく実現できる「豊か」が
本当の豊かさだと私は考えます。

私自身が豊かになって、
余裕を持てるようになって
そう感じることができました。

「あなたのため」ってちょっと重い

サイハテで暮らすことで
個人で暮らしているだけだと起こらない
「村のコト」は沢山あります。

例えば、村内の草刈り(1万坪分の広大な土地)や
居住エリアではない共有スペースの維持・管理があります。

サイハテのために掃除する
サイハテのためにフィールドを整える
サイハテのために企画を考える

それをやることで個人の喜びに繋がっているなら
アクションを起こせば起こすほど「楽しく」なっていく。

でも、義務感や責任感でやるのなら
アクションを起こすほど「負担」や「見返り」が増えていく。

サイハテだって個の集合体。

楽しくってしょうがない「個」が集まったら
もうサイコーのバイブレーションで
シナジーが生まれていくに違いない。

今、サイハテは少しずつ
「自分を豊かに」することを実現しています。

住民1人1人の意識に革命が起こりつつあるのです。
(それに関する詳しい話は別記事で紹介♪)

自分を本質的に豊かにできるのは
自分しかいないのだから。

それに向き合うことができた
貴重な1年間でした。

トシコ

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