自分で家をつくる@エコビレッジサイハテ

私は「衣食住」のなかでも生きていく上で
まず第一に必要なのは「住」だと考えます。

なぜなら自分が安全で安心できる空間があってこそ
「衣食」を創造できると考えるからです。

そういえば…
動物は住処や寝床を
当たり前のように自らつくりあげます。

人間はどうでしょう?

おかねを払えば…
家が建ちます。

でも家の建て方は?
知らない。

壊れたら?
おかねを払って直してもらいます。

でもでも、
自分で自分の住むところを
つくりあげたり、直したりできたら、
楽しいし、かっこよくないですか…!?

クオリティは別として、
動物ができるのだから
人間だって住処を自分でつくれるはず!

なぜ、「サイハテ」で家づくりをしているの?

私トシコは
2020年9月からエコビレッジサイハテにて
年内完成目標に家づくりをしています。

女性棟梁一人と
私を含めた大工作業をしたことの無い素人4人の
5人で日本伝統の在来工法で家づくりをしています。

…というのも
そもそもこのプロジェクトは
新住民としてサイハテで暮らしたいのに
家が無い」ためにスタートしました。

もともと住民であった女性棟梁のもとに
サイハテで暮らしたい4人が集まりました。

「サイハテで暮らす」ために
まず「家を建てている」のです。

「家を建てる」ことがゴールでは無いのです。

自然と調和した暮らしを
エコビレッジサイハテという場を使って実践するために
私は「サイハテで暮らしたい!」と思いました。

家づくりは今月で4か月目をむかえました。
自分の手で家をつくりあげることへ
どれだけのエネルギーが必要で
それに対して
どれだけの喜びがえられるかを体感しています。

「住」をつくりはじめて気づいたこと

家づくり作業中の気づき

家づくりを通して経験した
ほかの作業にも通ずる気づきです。

畑で野菜作りや
草刈り機で開拓、
料理にも共通して大切なことです。

ていねいさ

家づくりのどの作業も一つ一つていねいに行うこと。
それが次の工程をスムーズに進めるために重要。
「やっつけ仕事」や「やりっぱなし」で
できあがったものに
愛着は湧きませんよね。

焦らずに気持ちを込めて作業することは
そこに自分のエネルギーを注ぎ、
時間を注いでいくということ。

そのエネルギーはその瞬間だけのものでは無く
家を訪れた人
料理を口にした人
開拓された場所に足を踏み入れた人へ
伝わり、循環していきます。

何事もていねいにしてこうと決意しました。
人間関係もね。

分からないを放っておかない

分からない単語や作業内容を耳にすることは
家づくり作業では日常茶飯事。

その場を取り繕うためだけの返事
「分かりました!(本当は、よく分からないけど取り合えず言っとこ…)」
「分かりました!(何のためにやるのか、分からないけど…)」

理解の無いままに手を動かすことは
知識を増やすきっかけを逃していると
家づくり作業で気づきました。

その時、少し恥ずかしくても聞いてみること。
分からないを放っておいていいことは
…無い。

「分からない」は
「分かる」を増やすチャンスなんだってこと。

すべてが本番

家づくり、全行程、一発勝負。
練習や仮はありません。

人生もすべて本番。

だからといって緊張しすぎず
肩の力を抜いて
肝を据えて
正面から受け止めること。

意識を一点に集中させ
釘を一本一本打ち込む作業で気づきました。

自分は今、
人生という輝かしいステージの上の主役だ!

「住」を想像しているときの気づき

可能性は無限大

自分が思い描く豊かな暮らしには
何が必要か?
どこで何をしたいか?

想像を紙にイラストとして落としていく。

そこで気づく、
可能性は無限大だってこと。

何を望むかも自分次第
それを実現させるかも自分次第

ワクワクした気持ちが
自分の背中を押してくれる感覚でした。

海の見える場所でヨガをして
屋外キッチンで料理して
デッキで隣人と語り合って…

目の前にはまだ出来上がっていない家。
でも目指すイメージに向かって進んでいる毎日に
どんなに疲れていてもエネルギーが湧いてきます。

ワクワクすることへは
エネルギーも無限に湧いてくるんだって気づきました。

空間は時間を演出する

「家」という空間をつくることは
そこで人と人が出会い繋がる場所になります。

大切な人と過ごしたいと思える空間を作ることは
そこでの時間をより豊かにできると考えます。

好きな人と駅で話すのか
それともおしゃれなカフェで話すのか。

空間がその時間を演出する、と
内装をイメージしているときに気づきました。

私は
あたたかい、ぬくもりのある家で
心も体もほどける空間にしたいと思いました。

「住」をつくるとは

自分が安心でき、
癒される空間をつくるということは
豊かに暮らすために欠かせないと考えます。

その空間があることで
自分が心身ともにリラックスでき、
「ゆとり」が生まれます。

ゆとりが生まれることで
人へやさしく接することができ、
コミュニティーでの人間関係の豊かさにつながると考えます。

時間も手間もかけた家づくり。
まだ完成していないですが
すでに愛着が湧きまくっています。

ここの壁はこーして…
あそこは窓にして…
収納はそこがいいな!

想像を創造する日々を送っています。

「家」には
人とのつながりや思い出が詰まっている
「単なる住める箱じゃない!」と
家づくりをして身体で分かりました。

豊かな暮らしをめざして。

トシコ

家づくりの様子はこちらから~
イナカデイエタテYouTube

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA