エコビレッジでヤギを飼うススメェ~


日本全国で、エコビレッジのように
自然に寄り添った暮らしを目指すコミュニティーでは
動物を育てることを
生活の一部としているところも少なくありません。

自然が豊かなエコビレッジサイハテでは
所有する1万坪という広大な土地が
住民の豊かな暮らしに利用され、
そこで飼育される動物のためにも利用されています。

現在サイハテでは
シバヤギが2頭、トカラヤギが2頭の計4頭飼われています。

どうしてヤギを飼っているの?

雑草を食べさせるため

サイハテで飼われている4頭は
・雑草を食べさせる
・いやし
この2つの目的で飼われています。

広大な土地を所有するサイハテでは
開拓や草刈りをするたびに
相当な量の草が出ます。

ということは
ヤギのエサが豊富にあるということです。

また、草刈りをするエリアに
刈る前にヤギをつないでおくと
ある程度食べてくれるので
よりスムーズに草刈りをすることができます。

人間もヤギもうれしい、一石二鳥です。

いやしのため

サイハテで飼われている4頭は
家畜として飼われているわけではありません。

そこにいるだけで笑顔になる
触れてぬくもりを感じていやされる
鳴き声でのどかな気持ちになる

愛玩動物として
姿やしぐさで見ている人の心をいやすことを目的に飼われています。

住民はもちろんのこと、
村を訪れる様々な人たちに
触れられ、愛されて育っています。

どう世話をしているの?

エコビレッジサイハテで飼われているヤギたちは
ボランティアスタッフが毎日お世話しています。

午前午後に約20分ずつお世話をしています。

▼午前のお世話

①草の多いところへヤギを移動
②移動した場所で地面にペグを打つorロープを木にくくる
③ヤギに不満が無いか確認
 おわり

▼午後のお世話

①ペグorロープを外し移動
②ヤギ小屋に戻す
 おわり

サイハテで飼われているヤギの日々のお世話はこんな感じ。
手間がかかっていません。

しいて言うならば
ヤギを移動させるとき
連れていくのに少し力がいるくらいです。
犬の散歩とはパワーが違います…

ヤギは不満があると
メェ~メェ~と鳴き続けます。

草があまり無いところだったり
相方のヤギが見当たらなかったりすると
それが解決されるまで鳴きやみません…

季節の変わり目のタイミングで
村の中を小屋を丸ごと移動させます。
ヤギが過ごしやすい木陰や
食べられる草が多いところ、
湿度が低いところへ移動します。

世話して気づいたこと!

ヤギのお世話をしているボランティアスタッフに
お世話していて気づいたことを聞いてみました!

水を与えなくてもいい!

ヤギの水分摂取方法は、
直接を水を飲むのではなく
草を食べながら
そこに含まれる水分を取り入れています。

お世話をするときに水のことを
心配する必要がないのも
手間がかからなくていい点の一つですね。

岩塩をなめる!

ヤギ小屋には常に岩塩が置かれています。

私ははじめヤギのおもちゃかと思っていました。
これは岩塩で、
ヤギたちはこれをなめることで
草だけでは不足がちなミネラルと塩分を
補給しています。

アニマルソルトとも呼ばれます。

雨がキライ…

ヤギはジメジメとした雨や
湿度の高い環境がキライなようです…

そんな日はずっと小屋にこもりっぱなしです。

雨の日は
食べられる草を小屋の近くに置いておきます。

意外とグルメだ!

どんな草でも食べるわけではなく
ヤギにも好みの草があるみたいです。

イタドリとミカンの葉が好物です。

小屋から移動させて
なるべく好物の葉が多いところへ連れていきます。

黒目がタコと同じだ!

ヤギの顔を見ていると
だんだんとタコの目に見えて…きますよね。

瞳孔が横長になっていることは
草原に生息する草食動物の特徴でもあり
視野が広く保たれているそうです。

かわいいですメェ~

ヤギと暮らす毎日

お世話を通して
今日の機嫌や体調を見たり
撫でてじゃれあったり
声をかけたり。

動物と心を通わせることが私は好きです。

私が緊張していると
動物にもそれは伝わります。

動物がそれを教えてくれました。

まず自分が愛を持って接すること、
人間も動物も同じだ、と気づかせてくれました。

トシコ

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