楽しく村づくりするコツはこれだ!〈開村9年目サイハテ村のアイデア〉

村づくりで大切なのは効率性?

村づくりをしていく上で必要となる作業には
例えば

  • エリアの開拓
  • 草刈りなどエリアのメンテナンス
  • 居住スペースづくり
  • リノベーション工事やDIY作業

などがあります。

体力やスキルなど
力が要る作業が発生したとき、
一般的には
いかにラクに、早く終えられるか
効率性」を重視します。

しかし、
私はエコビレッジサイハテで滞在し、
村づくりに携わることで
効率性だけじゃない、
真似したい!と思うアイデアを経験しました。

そのアイデアは
力のいる作業
時間のかかる作業
好まれない作業を

イベントにしてしまうことです!

自分の負担を減らすために誰かに押し付ける
ネガティブなエネルギーではなく、

大勢で行えば
楽しさ倍増でいいじゃん?
というポジティブなエネルギーから
祭やイベントが村の中で開催されています。

トシコが経験した「村づくり祭」を紹介

私がサイハテに滞在してる中で経験した
「村づくり祭」を紹介します。

そして
この記事ではサイハテで開催された
「村づくり祭」を随時更新していきます。

一人でやるには
途方もない時間、労力を要する作業も
みんなでやれば
あっという間に早く、楽しく、
そして様々なアイデアを活かしながらできます。

1)アースバッグ祭!

2020年8月初旬に開催された、
この祭の期間は2週間。

アースバッグ工法で階段と
ガーデンエクステリアをつくるのが
祭のミッションでした。

祭の参加人数は
少ないときで6名、
多いときは12名。

村民、ボランティアスタッフ、
ときにサイハテに訪れたゲストも交えて
作業をしました。

照りつける太陽の下、
汗水流して、息を切らしながら
祭は繰り広げられました。

同じ作業の繰り返しに飽きないよう、
好きな音楽をかけてモチベーションをアップしたり
メンバー内でローテーションで役割交代をしたり。

重い材料を運ぶ
固い地盤の土を掘る
重い道具を使う
使った道具を全部洗う

など、一人でやるには
億劫過ぎて、手が出せなくて、
無理だと言って諦めそうになります。

簡単な作業ばかりではないので
苦労もしましたが

日々出来上がっていく様子に
達成感を味わいながら
仲間と共に同じ経験を積むことができる喜びを感じました。

単純作業も力作業も大人数でやるからこそ
早く、楽しくやることができ、
進み具合はまるで
大股で一歩一歩進んでいくような感覚でした。

2)生コンフェスティバル!

2020年10月6日に秋晴れの下、開催されました。

一から家づくりをするプロジェクト
イナカデイエタテ」の作業工程の一つで
家の基礎部分に生コンクリートを流し込むことが
この祭のミッション。

村民、ゲスト含め13名で
5時間半ぶっ通しで作業しました。

重たいコンクリートを運ぶ
重たいコンクリートを流し込む
重たい道具でコンクリートの空気を抜く
コンクリートが固まる前に平らにならす
使った道具を全部洗う

など男性の力が欲しい作業ばかり。

重くて、汚れが取れにくくて、
時間が経つと固まってしまうコンクリート。
もし少人数での作業だったら
手を抜くことばかりを考えてしまいます…

しかし現場はまるで音楽フェスのように
ガンガンにボリュームを上げた曲をかけて
長い作業時間のモチベーションを維持していました。
(周りが森爆音を出せちゃうのも自然の中で村をつくるメリットですね)

コンクリートで服が汚れてしまっても
努力の勲章のように感じ、
洗い流したくない感覚になりました。

「祭」のススメ

大変な作業、難しい作業、
汚れる作業、時間がかかる作業を
一人や少人数で黙々とやるのもいいですが
「祭」のカタチで大人数でやるメリットはなんでしょうか?

  • 達成感を分かち合える
  • 辛い作業も分担できる
  • 楽しさが倍増する
  • 思い出として共感できる
  • 作業しながらコミュニケーションがとれる
  • いろんなアイデアが混ざり効率があがる
  • 応援しあえる
  • もっと仲良くなれる

あまり面白くない作業も
あえて面白くみんなでやることで
共通の苦労や達成感で
仲間と心を通わせることができます。

祭・イベントでにぎわっている、ここサイハテ。

楽しいところに人は集まる、といわれています。
ここでは毎日様々な人が訪れ、集まっています。

ここに来たら何かがある、誰かがいる、
そんなニーズにしっかりと答えている
常にちっさな祭状態な村がサイハテです。

トシコ

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