コンポストについて@エコビレッジサイハテ

日常的に出る生ごみが
効率的に土の栄養になるように
コンポストは村に必須だと考えます。

土が栄養たっぷりで健康だと
野菜も元気にグングン育ち
私たちが美味しくいただくことができるからです。

「いい土」を作ることは
野菜を育てるのに欠かせない条件です。

コンポストの作り方

サイハテで使われているコンポストの作り方を紹介します。

サイハテは各家庭にコンポストを設置するのではなく
共有で使うコンポストが村の中に数か所あります。

そのうちの一つを紹介します。

四隅に木の杭を地面に打ち込み、
外側に木の板(コンパネやベニヤ)を打ち付けます。

中身があふれないように
ゴムバンドで四方向を囲います。

なぜこの作り方かというと
コンポストを一度に全部切り返すのがラクだからです。

「切り返し」(天地返しともいう)とは
コンポストの中身を別の場所に移し、
かき混ぜながら空気を含ませることです。

ゴムバンドと木の板を外せば
ドバっと広がります。

このコンポストのサイズは
縦横高さが大体1,800×1,800×900で
かなり大きなコンポストです。

約15人の半年分の生ごみを
入れられる想定で作られています。
※15人=住民の半数(ボランティアスタッフやゲストの人数により変動)

コンポストに入れるもの

このコンポストには生ごみのほかに
何が入っているのでしょうか?

生ごみを発酵させ堆肥にするために
サイハテのコンポストには

・生ごみ
・ウッドチップ
・ニワトリのフン
・ニワトリの餌のカス
が入っています。

ウッドチップ

ウッドチップは熊本の木質チップ工場から
ダンプに積んで運んできています。
(なんとダンプ一杯分で500円という格安さ…)

コンポストに生ごみを入れたら
ウッドチップを上にかぶせます。

土にかえるウッドチップの分解と発酵作用を利用してます。

ニワトリのフン

サイハテではニワトリを約30羽飼っています。

毎日掃除のするときに出る
ニワトリのフンもコンポストに入れます。

生ごみと同様に上からウッドチップをかけておきます。

フンも発酵を促進する役割があるので
貴重な存在です。

ニワトリの餌のカス

サイハテで育てているニワトリの餌には
・生ごみ
・ぬか
・古米
・配合飼料
・貝殻
をいれています。

ニワトリ小屋を掃除する際に
入れ物に残っている餌のカスも
コンポストに入れちゃいます。

ぬかが入っているので
コンポスト内の発酵がより進みます。

コンポストしたものはどうするの?

コンポストがいっぱいになったら
それを1年寝かせ堆肥にしていきます。
じっくりと発酵させるのです。

新しく次のコンポストを作り、
生ごみはそこに入れていきます。

寝かせている間、
コンポストの中身を
だいたい半年に一回切り返し、
空気を含ませます。

サイハテでは
コンポストでできた堆肥を混ぜた畑で
野菜がグングン育っています。

私はまだ切り返しを経験したことないので
経験後に別記事に紹介します♪

循環していくことは気持ちいいこと

人間が食べ残したもの
ニワトリが出したものを捨てるのではなく
活かし循環させるために
コンポストは欠かせません。

エコビレッジサイハテで暮らしていると
コンポストがある生活が当たり前。

土からいただき、土へ還すことが
人間にも自然にも気持ちのいいサイクル。

まずはコンポストを暮らしの一部に
取り入れてみませんか?

トシコ

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